友達がいない高校生、阿良々木暦は春休みのある夜、吸血鬼と出会った。
その吸血鬼は美しい女性だった。
吸血鬼退治の3人に襲われ死にそうになった吸血鬼を主人公が助けることで始まるお話。
物語は中盤から大きく動く。それは、だれもが予想だにしない方向へと。
やむ終えない事情から手強い吸血鬼殺しに立ち向かっていかなければならなくなった暦は行き当たりばったりで戦っていく。
いや、そのへたれっぷりは涙が出てくるほどだ。
しかしその戦いの中で暦は急激に成長していく。
暦の人間としての成長物語といってもいいだろう。
傷物語を読み終わって最後に思うのはアニメ化はいつ? 続編も楽しみだ。