西尾維新の全著作一覧と感想 上 刀語のアニメが終わったのでまとめてみた

西尾維新の本を読み始めたのは高校2年の時だった。ノベルスで発売されていた戯言シリーズが講談社文庫になり、それを僕は手に取ったわけだった。

それをきっかけとして僕は彼の著作にのめり込むようになった。発売されてから多くの時間がたった今となっては一冊一冊に感想を書くのも面倒なので、この機会に読んだ作品にコメントをつけて紹介しておくという形でまとめておく。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
ロマンチストから読み始めたので二作目の西尾作品となった。密室トリックには、意外性を感じた。最後のどんでん返しは唖然。哀川潤が最後に登場。

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
初めての西尾作品。とにかく驚きの連続で最後までページから目を離すことなく読みきった。巫女子の可愛さと文体の素晴らしさには賞賛の声しかあげられなかった。魂の震えを感じた作品。今もなお僕に影響を与え続ける作品の一つ。

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
密室フェアというもののために急遽書くことになった作品らしい。前のバージョンがあり、内容はぜんぜん違うらしい(戯言ディクショナリ)。玉藻ちゃんが死んだのが僕には悔やまれてならない。代わりに生き残ることになった紫木一姫。彼女もまた運命には逆らえなかった。

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (下) 曳かれ者の小唄
2巻に分かれることになったこの作品。色々ピンチで、はらはらどきどき。一発逆転が見られて読み終わったとき気持ちいい作品。最後に落ちもついている。

ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
かなりの厚さ。匂宮兄妹のトリックには驚かされた。ここから完全にバトル小説になったのだな。長いという印象を感じさせないおもしろさ。

ネコソギラジカル(上) 十三階段 / (中) 赤き征裁 vs. 橙なる種 / (下) 青色サヴァンと戯言遣い
ここにて完結。終わりが寂しいシリーズ。いずれ続編書いてくれないかな、いっちゃんが主人公で。自分と向き合ったいっちゃんには拍手を。終わり方には納得がいかないけど。

ザレゴトディクショナル
辞書というか著者自らの思い出話満載の本。マル秘話が聞けてて楽しかった。第2弾がいつかでないかな。

零崎双識の人間試験
零崎軋識の人間ノック
零崎曲識の人間人間
人間人間が一番好きだな。しかし彼ら3人どれもキャラがたっていて素晴らしい。哀川潤との意外な過去も明らかになる作品たち。裏話が分かる。

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係
零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係
零崎人識の人間関係 零崎双識との関係
零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係
微妙。特に戯言遣いとの関係が最低評価。これなら一冊にまとめて欲しかった。良さが分からない。だが完結したのは良かったし、人識と出夢の関係がどうなったのかこれではっきりした。

  • JDCトリビュートシリーズ

読んでません。いまなら講談社文庫で一冊にまとまっているのでおすすめ。積読を解消しなければ。

新本格魔法少女りすか
新本格魔法少女りすか2
新本格魔法少女りすか3

1と2は読んだが3は読んでいない。最終巻が出る見通しが立たないが必ず完結させている西尾維新ならば新刊が出るのを待っていてもいいと思う。主人公が最初、結構腹黒。最終的には性格的にもいい方へと成長する。かなり好き。独特の世界観だがそこが良い。彼にしか書けない作品。

  • ノベライズ維新

xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
読んでません。アニメ化もされたエピソードだ。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
表紙が凝っている。推理小説としての完成度が高く、おもしろい。

残りは下に続く。