これが産経クオリティ 菅さんに対しての揚げ足取りの記事

【放射能漏れ】なぜ、首相は非常事態宣言を出さないのか 依然、パフォーマンスばかり+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

 東日本大震災、これに伴う東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏れ…。これにより日本が直面している危機を菅直人首相は本当に理解しているのか。なぜ速やかに非常事態宣言を出し、自ら「未曾有の国難」と呼ぶこの事態に立ち向かわないのか。

 「何とかこれ以上の放射線漏洩(ろうえい)の拡大を防ぐように、全力を挙げて取り組んでいる」

 首相は15日午前11時に発表した「国民へのメッセージ」でこう強調し、福島第一原発から半径20〜30キロ以内の住民に屋内退避するよう呼びかけたが、2、3号機周辺で400ミリシーベルトという異常な放射線量が検出されたことには一切触れなかった。

 この放射線量がどれほどの危険性があり、今後どのような影響があるのか。これこそが国民にとってもっとも重要な情報だが、首相は記者団に問われても「一つ一つがどうだという話は東電から報告する」と答えなかった。これでは国民の不安を解消するどころか、かえってあおるようなものではないか。

 地震発生当初から、首相は当問題をいかに解決し、収拾を図るかよりも、国民にいかに自らをアピールするかを優先させてきた。

 地震発生翌日の12日午前に急遽(きゅうきょ)現場を視察したいと言い出し、第1原発を訪問。本来放射線漏れなどの対策に専念すべき東電幹部や現場担当者らは、首相への応対に追われた。

 これに懲りず、首相はその後も被災地視察を希望し、「かえって迷惑をかける」と周囲に引き留められた。首相官邸で国民のために重大決断を下すことが首相の仕事であることを理解していない。

 首都圏などで大混乱を巻き起こした計画停電に関しても東電の社長が13日午後6時すぎに発表する予定だったが、首相は「私が発表したい」と言いだし、国民への周知は2時間も遅れることになったという。

 この際、首相は目に涙をにじませた。非常時に感情を抑えることができないようでは、最高指導者とは言えない。

 しかも事態が悪化すると相変わらず責任転嫁ばかりしている。

 「陣頭指揮に立ってやり抜きたい!」

 こう言って首相は15日早朝、統合対策本部立ち上げのため東電本店に向かった。もしかしたらそれまでは陣頭指揮を執る考えはなかったのだろうか。

 しかも訪れた際に居並ぶ東電幹部を「一体どうなっているんだ!」と怒鳴り上げ「あなたたちしかいないでしょ。撤退などあり得ない。覚悟を決めて下さい。撤退すれば東電は100%潰れます」と言い放った。

 反論できない相手にかさにかかっている場合ではないはずだ。連携を密にできなかった責任は政府側にも当然ある。

 しかも首相は東電に3時間11分も居座った。これでは業務妨害ではないか。この間首相官邸を空けており職場放棄でもある。

 15日、日経平均株価は9000円割れした。首相は地震直後から東京証券取引所の取引を停止することもできたはずだが、どうやら念頭にないようだ。

 ニュージーランドのキー首相は、2月22日にクライストチャーチなどで大地震が発生すると翌23日に非常事態宣言を出し、被災地で夜間外出禁止などを呼びかけた。首相はキー首相から何を学んだのか。

 平成7年の阪神淡路大震災では、後手後手の対応を取った小沢潔国土庁長官が非常災害特別本部長の任を更迭された前例もある。首相もパフォーマンス以外に知恵が浮かばないならば、他の人に代わるべきではないか。(阿比留瑠比)

この記事はおかしいとこだらけだ。あいかわらず揚げ足取りがうまい新聞だな。

まず、菅さんは彼なりにまじめにやっているのであって、けっして現状を理解出来ていないわけではない。当たり前だ、こんな大変な事態誰がみても自己保身よりも少しでも良い方向に国をまとめようという考えを持っているに決まってる。

単純に菅さんの能力を超えた事態が起きて、それに振り回されているだけなのだ。次から次へと大きな問題が起きれば慌てるのも無理もない。それにより、動揺しなおかつうまくいかないことに対していらだちを覚えているに違いない。

それが上手く情報が伝わってこないことへの東電の関係者へのいらだちであったりするわけだ。またこの恫喝したという内容も正しいかどうかソースが明らかではない。嘘の可能性もある。不確かな情報に振り回されてはいけないのだ。

東証は止めたとこでどうにもなる問題でもない。いずれ下がった日経平均も復興と共に持ち直すはずだ。今までだってそうだった。ささいなことだ。

最後の所、このままの状態ならば菅さんはやめるべきだとか言う意見に対しては、今変わったところで意味はない、かえって混乱を招くだけだ。誰でもそう思うはずだ。


今本当に必要なのは被災者の方に適切な情報を伝えることであって、菅さんの発言行動を中傷し、非難することではない。その力があるのだったら、現地の人が本当に必要な情報を集め提供する。安全な所にいる人ではなく、必要性が高い地域の人のためにあるべきだ。
菅さんが頼りなく能力不足にみえるのは、アドリブが苦手なのも原因だろう。それだけではないのは事実だが。

個人的に思うのは、こんなときなんだしもっと官僚の助けを借りて近くについて補佐してあげて欲しい。自分が適切なコメントが出来るように、彼らの力を有効的に上から使えることが政治主導を示す方法でもある。

最後に産経仕事をしろ。