ライトノベルユーザーの購買限度額とライトノベルのアニメDVDは誰が買っているのだろうか? ISと化物語を比較して

主なライトノベルユーザーである中高生が出せるお金の上限はドラマCDぐらいらしい。3000円ぐらいならばCDのアルバムを買うぐらいの気持ちで買うことが可能なんだろうと思う。その資金の出所はもう少し細分化されて、中学生ならばお年玉をくずしたりお小遣いをためたりして、高校生ならば月々のお小遣いで比較的気軽な気持ちでかな。

それよりも年上な大学生や社会人を多く取り込んだライトノベルはさらに高額なアニメDVDやグッズも買う人が多いんだろうな。化物語みたいに。


「IS」は売りスレを見る限り相当に売れている。まどか☆マギカの次に売れるのではないかという話だ。そこで思うのはアニメファンとライトノベルファンとは別の層なんだろうなということだ。今回「IS」のDVDが売れているのは純粋にアニメファンが買っているからで、原作を読んでいるライトノベルファンが買っているからではないのだと思えてならない。

原作があって、それを読む読者であるライトノベルファンがいて、それがアニメ化されてアニメを見るアニメファンがいる。そして、その最後の層の人が買っているということだ。

上手く説明できてないな。つまり原作を読んでそれからアニメを見ている人よりもアニメだけを見ている、もしくはアニメから原作に入った人の方が圧倒的に多く、後者がDVDを買っているので売れているということではないかということだ。

まとめると「化物語」が売れたときと「IS」が売れたときは要因は違うのではないかという話でした。「化物語」は原作の読者が多くDVDを買い、「IS」の場合アニメからの人が多く買ったということだ。その比率は作品によって異なってくるだろう。
「これはゾンビですか?」のDVDはいまいち売れていないみたいなのでアニメ単体で見れば赤字だろうな。けれども本の売り上げなど総合的に見ると話は変わるのでそれだけでは成功だったか失敗だったかは外部からは容易に断定は出来ないのがみそである。
これらを踏まえてみると、読者層が高めでなおかつアニメファンが好きそうな作品をアニメ化すればアニメ単体の興業は成功するのだろう。

最後になるが、思うに戯言シリーズはそのどちらにも属するだろう。化物語」と同じ西尾維新作品であるし、崩子ちゃんはとてつもなくかわいく他のキャラをとっても一姫ちゃんも、哀川潤もキャラ萌えの極地をいくアニメファンうってつけの作品だ。
結論として言いたいのは戯言シリーズアニメ化を待ってます、西尾先生ということでした。


「いつものごとく記事の公開と同時に補足」

ライトノベルとアニメを同時に愛好する人もいるだろう。またアニメDVDを買う人は前記の2つとも異なる位置にいるのかもしれない。お金に余裕があれば好きな物が買うことが出来る。
若者は時間はあってもお金がない、社会人はお金はあるけど時間がない、これが真理。そんな中でDVDは時間にそこまで余裕が無くても楽しめるものではないだろうか。事実、DVDレンタルが成り立つのであるし。

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