今までありそうでなかった本 言いたいことを代弁してくれている「ベストセラー・ライトノベルのしくみ」

ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略

ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略


ベストセラー・ライトノベルのしくみを読んでます。ライトノベルに対して経営学的な視点から分析している本です。ベストセラーとなったライトノベル、Amazonの本ランキング一位だったと思いますがそれを対象にして、他のライトノベルや一般文芸の本とどこが違うのかということを分析しています。なぜ売れたかということが、よく考えられています。

この本、ハードカバーで2000円近くしますが全く買って後悔させることがありません。ライトノベル自体は安いので資料代としてはそこまでかかっていないと思いますが、それらを読んで読んで消費された時間はかなりのものだと思います。作者の労力が詰まった良い本です。

この本に深く共感を覚えるのはやはり、なぜ売れたかという理由付けが自分に極めて近いからだと考えています。こういうロジックがあって、心動かされる本なんだろうという自分なりの意見とこの本で書かれていることが似ています。言いたいことをまさに言ってくれています。

文芸評論家が書いたなんだかよくわからない説明本と違って、僕らラノベ読みの視点に似ているのがその理由でしょう。

ということで、ラノベ読みなら必読の書が増えたと思いました。続きを読む読む。