文芸評論家はライトノベル評論家ではない。そしてライトノベルに評論家など必要ない。 - Togetter
適当に要約するとこんな感じになるのではと思います。
アニメや一般文芸などの他ジャンルの専門家が的外れのことを書くのなら、ライトノベルにおいて評論家はいらない。メディアに対してライトノベルの専門家が書くのならば問題ない。一般ユーザーは、ネットから評論家ではない存在(ブロガーなど)から情報を収集することができるので、評論家は不可欠な存在ではない。
ライトノベルについて的はずれなことを書く他ジャンル評論家はいますからね、それでお金をもらっているのはおかしい。ライトノベルにおいても批評家が力を持つようになるというのが、果たしていいのかは分からないです。
今でも感想、書評サイトの中には明確な力関係(PVなど)が存在していて、彼らは少しながら主流やいい作品を決めることに関わることが出来ます。それが、更に強い力となって批評家に付与されることは、他の意見を曲げることがあるので必ずしもいいとはいえないでしょう。
批評家は知らないですけど、ラノベ作家さんの中に我々ラノベクラスタよりももっと詳しい人がかなりいて、それがネットに上がってこないのはレーベルや作家さんに対して遠慮しているからだと思います。
作家さんが批評を書くというのは他ジャンルにおいては一般的です。ですから、作家さんが個人サイトで書評を書くのではなく、ネットメディアや新聞などでコラムを持つという形で中立性を保ちつつ作品の紹介やラノベについて書いていただけるのであればラノベクラスタとして嬉しいことです。
平坂読先生や新木伸先生のラノベ論とか読んでみたいし。
それが行き過ぎると完全に批評家にチェンジして、作家を辞めたりするんでしょうが。
今、ライトノベルについて昔よりも新聞やテレビなどの多くのメディア取り上げられることが多くなって来ました。この機会に、ラノベについて継続的なコラムやテレビ番組みたいな形で取り上げる奇特なメディアさんはいないかな。
GA文庫編集部の棚に電撃やMMF文庫といった他レーベルの本が並んでいる。ライバル企業の品を並べるなどあまりないことだと思います。それは、ライトノベル全体としてもっと盛り上げていこうと連帯感によるものではないでしょうか。その流れをくんで、それぞれのレーベルが他のレーベルの本を紹介するコーナーなんてできると面白いです。
そんな考えが浮かぶまとめでした。
L.N.K.K. LiGHT NOVEL KiDS KiLLER
有村悠さんのラノベ書評は面白いです。
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