帰省のたびに電車で長距離移動をする無乃です。だいたい合計すると7時間ぐらい乗っているのですが、ここまで長時間列車で移動するのは稀有な人だと思います。自分では特に大変とは感じないのですが、人からは大変だねと言われたりします。
松本駅から実家の大分駅まで乗り換えを二回経て移動しています。ルート的には、特急しなので中央本線を通り、名古屋駅で乗り換え、新幹線で本州を横断して、海を渡り福岡県小倉まで。そしてまた乗り換えで、特急ソニック、にちりんで大分までというものです。
乗車時間にして、6時間47分、乗り換え時間をふくめると7時間33分。乗り換えが15分ぐらいなので、移動からして大変。在来線ホームから新幹線ホームへの移動をいつも迅速に行なっています。リュックを背負い、左手には切符を持ち、早足で移動するという感じです。その隙間をみて、キオスクで味噌カツ弁当やら赤福なんかを買ってるわけですが。ウマウマ。
毎回、乗る前に本やらを用意していくのですが、ぶっちゃけ半分も消費したことはないですね。カナル式イヤホンをして、音楽を聞きながら移り変わる車窓を眺めていると二時間ぐらいはあっという間に経ちます。瓦や田んぼ、山、農作業をする人など見ていて飽きることはないですね。
とは言え、やっぱり飽きてくるので車内販売で買ったコーヒーでも飲みながら読書を始めます。だいたい文庫本2冊ほど読んでいると、いつの間にか着いています。一冊2時間で4時間。今回は、機本伸司著『メシアの処方箋』を集中して読んでいたら時間が過ぎ去ってました。厚かったので3時間ぐらいかかった気がします。

- 作者: 機本伸司
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2007/05/15
- メディア: 文庫
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神様のパズルもそうでしたが、この作者の作品は理系ホイホイですね。量子力学とか、今回は遺伝子操作と生命倫理でしたが、考えさせられます。ラノベとは違って専門知識による突き抜けた作品。たまにはこういうのもいいな。
真理として、音楽プレーヤと周囲の音をシャットダウンできるイヤホン(カナル式やノイズキャンセルイヤホン)、それに文庫本が数冊(読むのにかかる時間を計算)あればなにもいりません。靴は履いていると疲れるので、脱いでサンダルになるのも推奨。靴下のまま靴の上に足を置いていてもいいですが。
こういう長距離移動は自分を見つめなおすのにも向いています。自分とは何か、何がしたいのかについて考える時間としても無駄ではなくて価値あるものだと考えます。
同じ場所に数時間とどまれない人は苦痛かも。一方で外を眺めていれば、数時間過ごせるひとはいいリラックスタイムになるでしょう。今度は更に長時間の列車旅について、書きたいと思います。