電子書籍と印税

電子書籍は作家にほとんど印税入らないからな - 主にライトノベルを読むよ^0^/

1.

紙の本の印税は印刷部数の10%だが電子書籍の印税は実売部数の15%なので

1万部刷って紙5000電子1000売れたとして、紙の印税60万、電子の印税9万

印税電子書籍だと出版社経由で15%か.本当かどうかは微妙だ.書籍は刷った分だけ印税が入る.印税10%で1万刷ると,600×10000×0.1=60万

電子書籍で1000売れて,値段は同じ600円,印税15%とする.600×1000×0.15=9万

9/69で一冊の印税全体からだと電子書籍は13%ちょい.印税の額としては少ない.

電子書籍のほうが著者に印税が従来よりもたくさん入るというのは確かに間違い.だからといって電子書籍がダメというのは大きな間違いだ.紙の本の代替として電子書籍が売れれば同じかそれ以上の印税を手に入れられるのだから,何も問題はない.更に従来紙の本を買わなかった人が電子書籍だからという理由で買ってくれるので,新たな需要を掘り起こしているのだ.

そして紙の本よりも明らかにたくさん印税が入るということはないが,印税率としては電子書籍のほうが高い.

そもそも電子書籍のほうが儲かるというのは間に出版社が入らない場合という幻想であり,マージンを取るところがある以上,著者の取り分は変わらない.

懸念事項があるとしたら,実売で管理されるようになると今までもらえていた刷った部数に対してのお金よりも減る可能性があるということ.本単体で一万部数分でもらえていたのが,本5000,電子書籍2000とかになると作者としては大損.一方で出版社としては同じ部数が電子書籍で売れるのならば,失敗作を抱え込まなくなってこの上なく喜ばしいことだろう.完全に電子オンリーでなくても,紙の本が減るだけでも失敗した時の損害は減る.

後,電子書籍だと一気にお金が入るのではなくて,ぼちぼち継続的に入るだろうという違い.

印税を持ちだして電子書籍に文句をいうのは間違い.