チャート砕屑岩シークェンス(シーケンス)とは何か

チャート砕屑岩シークェンスとは、付加体の一部において特徴的に見られる連続層序のことを指す。

厚さは数百メートルといったもの。

下から、珪質粘土岩、チャート、凝灰質シルト、珪質泥岩、泥岩、泥岩と砂岩(れきを挟む)という層序をなし、下底部で断層で繰り返し現れる。

付加体には、チャート→珪質(けいしつ)泥岩→泥岩→砂岩泥岩互層という一連の層序をもつ地層(チャート‐砕屑岩シーケンス)が認められることが多い。
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海洋プレートの移動により、、堆積場が変化したため、珪質粘土岩、チャートは遠洋性堆積物、凝灰質シルト、珪質泥岩は、半遠洋性堆積物、泥岩と泥岩と砂岩は陸上からの堆積物が海溝に堆積したものと順を追って変化する。

付加体において特徴的に見られるものとしてメランジュがある。メランジュは、主に3種類あり、テクトニックメランジュ、堆積性メランジュ(オリストローム)、ダイアピリックメランジュがある。メランジュの成因を決めることは難しく、複合的な要因を持ったものも多いとされる。
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日本列島の骨格
図は信州大学の大塚先生のものなので信用がおける。


各務原市のチャート砕屑岩シーケンスは世界的に見ても有名である。