VTuberは個人でやっている場合もあれば企業がやっている場合もある.企業がやっている場合でもにじさんじみたいに個人の裁量に任されている場合もあれば,キズナアイちゃんやシロちゃんみたいに企業として明らかに集団で方向性を決めてやっている場合もある.
個人系VTuberでは特に顕著だが,動画配信サイト上での視聴者に対しての表現ツールとしてVTuberをやっているだけではなくて,VTuber同士やTwitterなどでも積極的にコミュニケーションを取るVTuberが多い.
つまり,VTuber稼業はTwitterなどのようなある種のSNSをやっているようなものともいえる.もちろん参加者はTwitterに比べると圧倒的に少ないが,それでもめちゃくちゃ楽しいに違いない.
個人系VTuberでも出自が明らかな場合と明らかでない場合がある.前者は,たとえば漫画家や音楽家,何かのキャラクターがVTuberを始める場合である.例を挙げると,漫画家さんがリムコロさん,何らかのキャラクターがハッカドールなどである.
先ほど話したSNSとしてのVTuber稼業をやる人は,特に何かの技能に長けた方に向いていると思う.お絵かき配信とか普通にやっていても視聴者は少ないが,自分の好きな物と併せて総合的に表現することで多くの人に見て承認してもらえる.すばらしい.実際,その分だけコストがかかるんだけれど,それを気にしてもしょうがない.楽しいのだから.
VTuberをやることで,世界が広がり友達が増える.それはファンだけではなくて,ほかのVTuberだったり,企業だったりいろいろである.それはすばらしいことではないだろうか.