私はなぜアニソン以外にも興味を持てないのか


ダーリン・イン・ザ・フランキス エンディング

ダーリン・イン・ザ・フランキス ED曲「XX:me(キス・ミー)」めっちゃよくないですか.少女たちが本編ではあり得ない状況下で,それでも本編と同様に悲しげに行動するみたいな感じを受けます.ストーリーとキャラクター性が強く出ていて私は大好きです.ところでまだ本編は見てないんですが.

これの作詞作曲をしたのが,杉山勝彦という人で乃木坂46の曲も作っているらしく,何となくどちらの曲たちもそういえば似たような感じを受けます.

ただ,やっぱり曲としてはどちらもいいなあと思うのですが,乃木坂の方は曲だけを聴いたり,MVを見てもそこまで中毒になりません.この違いはなぜなのか.アニソン以外に強い興味が持てないのはなぜか? そんなことを前から考えていました.

今回の例を見て何となく分かった気がします.つまり私は曲単体だけではなくてその背後にあるキャラクターの個性やアニメの物語を曲に重ねていたのです.キャラクターの映像があることで,背後にある物語やキャラの情報が脳裏に強く共感させられます.

一方で乃木坂の方はMVを見てもかわいい女の子たちが演技をしていたりみんなで歌っているなあという感情しか浮かびません.確かにアイドルの成長の一つ,表現媒体の一つとして捉えてみて深く背景などを探ると最初は人気がなかったけれど練習によって成長してこんなに立派になったみたいなことがわかり,アニソンと同様の感情が湧くのでしょうがそれはあまりにもコストが高すぎます.アニソンならば映像を曲や本編と同時に見るという受動的要素が強いのでそれが苦になりません.

同様にアイドル物のアニメも曲がいくつも流れてダンスしていますが,背景を理解するのに若干のコストがかかる上に曲が多いため熱意が分散しがちなのでそこまで興味が持てないです.

アニソン以外で私が興味が持てるようになるには相当トリッキーなことをしないといけなくて,たぶんミニアルバムにして一曲目をストーリー説明やキャラ紹介にするとかしないと無理かなあという気がします.私をターゲットにする必要性は皆無ですが.

現実のアイドルがアニソンと同じことをするとして,さらに受動的要素で構成するためには,メンバーでまじめにドラマを作ったり,劇をしたりするのが考えられるかもしれません.ハイローっぽいですね.

そんなことを曲を聴きながら思っていたわけです.

ダーリン・イン・ザ・フランキス エンディング集 vol.1

ダーリン・イン・ザ・フランキス エンディング集 vol.1