ハルヒでましたね。
出ない新刊を待っていた人も多いのではないだろうか。アニメの第一期が始まってからなので、遅めの読者である僕も随分と待たされた。まさか、高校生から大学生へとランクアップを遂げようとは。始めの延期のポスターを見たのがいまではいい思い出だ。
ようやく佐川から届いたので、とりあえずこれから読みたい。実のところ、2回読んだはずの分裂の記憶がおぼろげ。しかしやつは1000キロ向こうの実家、どうすればいいのでしょうか。新しく買うのも癪だし。そこは気合でどうするしかないでしょうね、ははは。
本題。実は予約が始まった時に立てた発売後の予測が見事に外れました。それは、ネット全体がハルヒで再び一色に染まるのではないのかというものだった。あらゆるネットメディアがハルヒを取り上げ、2ちゃんのまとめサイトもこぞってまとめあげるのだと思ってました。個人ブログもハルヒばっかりになったりするのだと。しかしながら状況は全く違った。粛々と驚愕の発売を受け止めたという感じです。話題にはなるけど、マギカの時みたいな熱狂はない。
なぜなんだろうか、不思議だった。エンドレスエイトの影響がそこまで大きかったのかな。あれは確実に悪い印象を与えてしまった。ほかに考えられるとしたら、驚愕が出るのに時間がかかりすぎたことや予約開始から時間が空いたことだ。発売日がいくらなんでも遠すぎ。ここまで来たらいつ発売しても同じだけどさ、そこはサプライズが欲しかった。アップルみたいに。いきなり三日後発売します、なんかいい。
2ちゃんのまとめサイトが扱わないのは、初めの方でさんざん売ってこれ以上アファリエイト収入が見込めないからってことだと思う。まだまだ甘いね。まだまだ売れるよ、驚愕は。amazonの在庫はまだあるみたいだし、買おうか迷っていたユーザーが発売されてやっぱり買おうという気になってきている。事実、僕の書いたハルヒ驚愕関連の記事のアクセスも増加している。
結論としてまとめると、2011年前期のネット上の話題をかっさらうかと思った驚愕はそうではなかったということだ。100万の数字はすごいが欲しいユーザーに行き渡って読んだらおしまいという結果になりかねない。このままだと、涼宮ハルヒ自体が忘れ去られていくような気がする。だからこそ、発売と同時に角川には仕掛けてもらいたかった。アニメの第3期決定とか、劇場版製作、実写版など手はあったのになぜやらなかった。ゴールデンにCMを流しても、良かった。オワコンではなく、終わらないコンテンツにするための起爆剤としてもっと有効活用するべきだった。
ハルヒの驚愕発売から数日たってそんなことを今思っているのでした。スニーカー文庫だったら東京☆皇帝の新刊がハルヒよりも待ち遠しい新刀無乃でした。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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- 作者: 竹井 10日,要河オルカ
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