[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/880:title=G20首脳会議、米紙が1面トップで報じる抗議デモを黙殺する日本の大新聞 まるで政府広報紙 | 牧野洋の「ジャーナリズムは死んだか」 | 現代ビジネス [講談社]]
この記事ではG20首脳会議での各新聞社の一面トップの記事と写真を元に日本の新聞社の問題点を指摘している。
G20首脳会議の最中、日本ではほとんど報道されなかったが各国から多くのNGO団体が来て抗議のデモなどを行ない、警官隊と激しく衝突していた。
だが、この記事が日本の新聞に載ることはなかった。すべての出版社で黙殺されたのである。あるいは、このようなことが起きていることを現場にいながら知らなかったのかもしれない。
一方、アメリカの新聞社はこぞってこの話題を一面で取り上げた。日本のお決まりの楽しく談笑する各国の首脳の写真を全く載せない新聞社さえも存在した。
まさに、これは日本の腐りきったジャーナリズムを象徴する内容だと言えるだろう。政府からの報告を鵜呑みにし、独自の取材をせずたんなる政府の広報機関化している現実がここにはある。
真のジャーナリストになりたいのなら日本で就職するのは絶対にやめるべきだ。下らない政府に迎合する記事しか書けなくなってしまうのだから。