信州大学松本合同図書館におけるブックハンティングについて

松本合同図書館のブックハンティングに参加してきた。

と言ってもブックハンティングとはなんぞえと思う方も必ずいるはずである。

だから簡単に説明しちゃうのだ。

ブックハンティングを日本語に意訳すると(異訳ではない)本を狩るという意味である。


はい、意味が分からないでしょう。

具体的には、松本合同図書館の本を学生に選んでもらうというものだ。

たまたま暇だったので、僕は応募し選ばれた。定員は10名だったが、応募してきたのは定員ちょうどぐらいだったらしい。
今の文の使い方は、おかしいのはわかっているよ。
それから急な都合で来れなくなった3名を除いた7名が参加した(僕も含めて)。

男女比は例年とは違い、男子五、女子二だった。

当日、五時に集合場所のカウンターに行くとカウンターの奥で既に何人かの人影が見えた。少し遅かったかなと思いつつ、カウンターの職員さんに声をかける。
向こうも僕が参加者であることに気づいていたらしくスムーズに奥へ案内され、参加者に加わった。
お菓子、お茶などが用意され至れり尽くせりの対応。
ただ感謝。

それから、職員の方からブックハンティングについて説明があった。その後、車で会場の書店に移動した。

30分ほどで到着。それから1時間ほど本を選ぶ時間が与えられた。

本の予算は一人3万円ほどまでオッケイならしい。
せいぜい1冊程度だと思っていたが、これは驚き。
張り切って選んだ。

1時間後、記念撮影をして大学に戻り、そこで解散だった。

裏話
とあるライトノベルを僕は選びたかった。
知的であるはずの大学図書館にサブカルチャーの典型とも言えるライトノベルが置かれていたらそれはある意味異空間という芸術になると考えたからではない。

単純に置くべきだという判断をするに値する本があったからである。けれど、その本がブックハンティングで使用した本屋になかった。それで選べなかったのだ。大変残念であった。

なかった本は前から一押しの『羽月莉音の帝国1』。本当になかったのが残念だった。
そのかわりと言っては何だが、イチオシのSFを選んだ。ライトノベルと同価値の衝撃が与えられるかもしれないやつだ。『天体の回転について』ハヤカワ文庫本。何がすごいって、アマゾンで検索してみたらわかるよ。
ということで松本合同図書館のオススメ本に一冊異色なものが並んでいたら僕の仕業だと思っていい。少しでも日常に驚きが生まれるように。それが僕のその本の選考理由だから。