いままでで一番好きかも。ミステリー仕立てはいままでもあったが、今回は本格的にミステリを貫いている。
なんでこれが一番シリーズで好きなのと考えたら、あいつらが出て来なかったからだと気づいた。もちろん黒い三角定規だ。
奴らが出てくると、人が死んだり、奇想天外な敵キャラが出たりしてちょっとした小芝居でも見ているみたいな感じになる。数学の楽しさとかを教えるためにそういう役割を持って演じているみたいな。
今回みたいに純粋に数学が好きで、なおかつ謎に関わってくるゲストキャラたちが自分的には楽しい。
スピンオフでやらないかな。1/2シリーズのようなの。
最後の暗号の謎も含めてすべての謎が面白かった。ミステリとしては甘い部分はあるのだけど、そこは着にしなければいいのだ。満足な巻でした。渚ちゃんも恋の前に戸惑っている姿が可愛かった。10年後みたいな感じで恋は実らせて欲しいね。今は無理でも。