SAMURAi文庫 | Just another WordPress site
しばらく潜伏している間に新しいレーベルができるという話が出てきた。
SAMURAi文庫というらしい。
創刊は2014年1月。
SAMURAiとは世界が日本に憧れる対象であると同時に、近未来における日本のグローバルイメージであると考えています。SAMURAi文庫は、日本が世界に誇るべきポップカルチャーを発信する目的で創刊したライトノベル・レーベルです。 失われつつある日本の伝統や美にスポットライトを浴びせ、新しいコンテンツを創造していきます。
既存のラノベは、日本の十代に多大な勇気と希望を与えてきました。そして、私たちはその良き伝統を踏まえたうえで、さらに大きく飛躍していきます。 SAMURAi文庫は、日本と米国をつなぐラノベとして発信していき、世界へLANOVE(ラノベ)を伝えていきます。
一冊の文庫でどこまで日本が動くか、世界が変わるかはわかりません。それでも、SAMURAi文庫は一歩を踏み出します。 この文庫を読んだあなたが夢と希望、そして、甘くてほろ苦い、青春の香りを感じ、共感していただけたら幸いです。
さあ、SAMURAi文庫をもって未来へ旅立ちましょう。
と、トップページに書かれている。
海外に日本の文化を発信するんだという強い意志が伝わってくる。一作目から海外展開するようで、現在翻訳中ということである。
SAMURAi文庫 | SAMURAi文庫
海外の方で先に売るのかもしれない。
こういう場合、たいてい失敗する。成功するのは、いい作品を作って出すんだとか、10年後ある程度シェアを取るんだという長期的な計画を立ててこつこつやる場合である。
けれど、もしこの意志を貫いて努力し続けられるのならば成功するかもしれない。
講談社ラノベ文庫の始めの頃のひどいサイトに比べると、非常に見やすい。それだけで評価したいところである。ワードプレスっぽくて、金かかってないのかもなという気にはなるが。
SAMURAi Awards 2013(SAMURAi文庫イラスト大賞)という公式キャラを決める投票やっているみたいなんで、暇な人は投稿してみればいいのではと思う。
手探り感が半端ない段階ではあるが、謎すぎて面白い。
僕が考えているラノベはポップカルチャーとしてのラノベではなくて、エンタメとして身の周りに当たり前にあるラノベである。そこで、ここの編集者さんと考えが違う。しかし、どちらが間違っているとかそういうわけではない。こちらサイドから見れば、国が推し進めているクールジャパンのような印象を受ける。
そこら辺をよく分かっていて、海外の読者が読みたいものを輸出しているのが角川を始めとする既存のレーベルである。
なので、海外展開するならば押し付けがましく面白いものを輸出してやるという感じではなくて、海外のニーズにあった売れる面白いと思ってもらえる作品を作ると成功するだろう。
いきなり革新的なものはいらない、ただ当たり前の面白さがあればこそのラノベなのだから。