ユニットの意義については賛同する.ただし多くのファンは,現実的に中間のスタンスで,現時点においても全視聴という箱推しと完全な個人推しは端成分としては存在しているにすぎず,すでにその中間にある. / “大規模VTuberグループとグループ内グループの認知のされ方に…” https://t.co/OCvyxlL0dA
— むの (夢ノ千尋) (@muno_chihiro) 2019年2月12日
いろいろ考えたんだけれど,VTuber界隈はかなり特殊だよなと思った.
普通視聴者は,コンテンツをただ鑑賞して,楽しんでお金を払うくらいしかできない.アニメファンが,そのアニメの作り方を変更させたりすることはできないわけである.
コメントをしたりするのは誰でもできるしかやっているが,それはあくまでも個人の感想でしかない.でもVTuber界隈では,各々の考え方が部分的あるいは全面的に反映されることが多い.それはVTuberや運営が意見を募集するからだ.
アイドルのミートアップ行ったら,ガチでファンとアイドルが方針に関して話し合いをしていて驚いたとかいう話を聞いたことがあるが,これはVTuber界隈では当たり前のことである.
最近の日本のクリエイター界隈では,少数のアンチ的意見をどうやって無視するか気に留めないかというのが重要なスキルとなっている.一部の意見を真に受けると,精神に影響する.それで,やめていったクリエイターも多い.
なので,例外はあれどファンや外野の意見を聞きすぎないことがコンセンサスを得ているんだけれど,VTuber界隈はかなりファンなどの意見を聞く文化がある.それは善良な人だけが視聴者をやっていればいいのだけれど,そうでないときはろくでもない意見が集まる.にじさんじのはじめくんがどうでもいいことで嫌がらせ行為をされたみたいなことだ.
私がVTuberがニコ生のマネをして笑いを取るのがあんまり好きではないのは,そこらへんにも関係をしている.昔の人気があった文化をネタにすることは,やっている本人からしたら自虐も入っているのかも知れないが,リスペクトを欠いているように見える.そして,あの界隈のアンチ的な面白ければなんでもしていいという闇の部分をVTuber界隈に持ちこないでほしいからだ.
ラノベ界隈でも読者と作家が重なる部分が多いと言われているけれど,VTuberはそれ以上である.プロデュースをしていくというアイドルマスターみがある.
結論としてはファンは意見を出すが,結局採用するのはVTuberサイドである.出す方は好き勝手なことを言っているので,方針がブレずに活動をしてほしい.
「君と作り上げるVTuber活動」であるが,ファンがプロデューサーも兼ねている現状は良くも悪くも特殊で,お互いに病みやすいなぁと思う.心がダメージを受けやすい人は,陰ながら見守るほうがよいだろう.
- 作者: 主婦と生活社
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2019/02/09
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叶,葛葉インタビュー記事掲載.