はじめに
にじさんじとホロライブはまちがいなくVTuberグループの中でトップクラスのファンを持つ.
感覚的ににじさんじのファンは百万人くらいはいそうだと思うが,実際どのくらいなのだろうか.ホロライブの方も何十万人くらいはいそうだがよく知らない.
それを知るための一つの手段として大規模コラボイベントの再生回数を比較するというものがある.もちろんこれらの企画を見ないファンもいるだろうが,グループ全体を応援している熱心なファンは間違いなく見るはずである.
その対象となるイベントは,箱内のイベントでありできるだけ多くのVTuberが参加していることが条件としてあげられる.
にじさんじでは,ポケモン剣盾の大会,マリオカートの大会,ホロライブではポケモン剣盾の大会が挙げられる.
結果 にじさんじ
113万回
121万回
結果 ホロライブ
27万回
考察 にじさんじ
今年のマリオカートとポケモンの予選の最も多い再生回数の枠は,それぞれ121万回と113万回で類似する.これらは二・三日でこの現在の再生回数近くまで到達したので,繰り返し見た効果は小さい.日をまたいで同じ人が再生することの重複も1割,2割はあるだろうが,それを考慮してもYouTubeにおいては100万人以上のアクティブなファンがいることは間違いないと言えるだろう.
にじさんじの去年のマリオカートの大会は,予選と決勝に分けられて行われ,予選は4つのグループ,4つの枠に分けられた.そのうち一番再生回数の多いAリーグで12万5000回再生だった.
予選の方が本線より再生回数が伸びることが多いことを考慮して予選どおしで比較すると,今年の予選でのマリオカートが121万回再生なので約10倍再生回数が増加していることになる.
考察 ホロライブ
一方で,ホロライブは,ポケモンの大会が27万回程度の再生回数であり,このぐらいのアクティブなファンがいることを推定される.
両グループの比較
両グループを比較すると,
にじさんじ/ホロライブ = 121/27 = ca.4.5
4.5倍の差が両者にはある.
所属VTuberの数がホロライブ全体で32人 (ホロスターズをいれて,あん肝や公式やサブアカウントを抜いて),にじさんじが約100人で3倍程度違う.
新しい人を事務所に入れることは,新しいファンを取り込むことにつながっている.特ににじさんじやホロライブの新人の再生回数や同時接続数が高いのはそれに成功しているからだと言える.そして,デビューさせるスピードの速さの違いがにじさんじとホロライブの新たなファンを取り込む規模の違いに反映されているということである.
つまり,にじさんじとホロライブはVTuberファンの増加に貢献している.
YouTube外
これはYouTube上での話であり,ビリビリなどではホロライブの白上フブキちゃんが75万人と圧倒的なファン数を獲得している.他のホロライブメンバーも湊あくあ(ホロライブ)45万人, 夏色まつり(ホロライブ)35万人と圧倒的なファン数を誇り,にじさんじの先を行く.日本と同じように箱で押している人がどのくらいいるかはよく知らない.日本よりはその割合はかなり小さいだろうと感じている.
余談
100万人のファンは大して多くないように思う人もいるだろうが,ファン層として20代30代が多くまたコンテンツに対してお金を払うことの重要性を理解しているという特徴がある.