9/14(金)21時~ 眠河ゆめなちゃんのみんなの納涼!?黒歴史朗読会が開催されます!

https://twitter.com/nemu_kawa/status/1040222309267648512

アーカイブが残らないリハーサルが今日やられていたのですが,ゆめなちゃんの淡々とした講評が笑いを誘って,読まれている人は妙な気分だったかもしれません.チーンというBGMもタイミングが良くてリハーサルとしては完璧でした.

私は送りましたが残念ながら明日は読まれませんが,補欠として選ばれた神11を見守りたいと思います.

本編です。

納涼!?黒歴史朗読会 - YouTube

VTuberサイドをフォローするか,視聴者サイドをフォローするかについて

最近ライトノベルをあまりよんでいない.ここしばらく読んだのは,このすばと劣等生くらいだ.じゃあ代わりになにをしているのかというとVTuberのライブや動画を見ている.数年前ラノベを読まなくなってモバマスにハマっていた人の気持ちが少しわかるようになった.

VTuberサイド and/or 視聴者サイドをフォローするか

さてVTuber界隈ではVTuberと視聴者という大きな2つの対となるサイドがある.視聴者の中には,二次創作をする人もいるし,ただ見るだけの人もいる.VTuberサイドには,VTuberの方だけではなくて,運営サイドや身体を提供するママも含まれる.

私みたいにVTuberコンテンツを楽しんでいる人が,Twitterなどで関係している人をフォローするとき,どちらのサイドあるいは両方のサイドをフォローするか選択を迫られる.例えば好きなVTuberさんをリストなりフォローなりしていけば彼女,彼らたちの情報がリアルタイムで得られ,さらにメッセージなどで交流することもできる.一方で視聴者サイドをフォローすれば,二次創作の絵や小説,音楽などを楽しめるし,ファン同士でVTuberトークで盛り上がることもでき,また情報の効率的な獲得も可能である.

そんなに利点があるならば両方をフォローしたほうがメリットが大きいのではと思われるかもしれない.ただ,私はその選択を簡単に取ることができないのだ.

まずVTuberをフォローするとする.すると,場合によってはVTuberが自分のツイートを見るかもしれない.このとき,少しネガティブにも捉えられることを書いていた場合もしかしたらVTuberさんに悪影響を与えてしまうかもしれないと心配してしまうのだ.そこまで行かなくても,一視聴者としてコンテンツを楽しんでいるので,自分の意見によって行動を左右してもらいたくないと思うわけである.

視聴者サイドをフォローしても,ネガティブなことを言っている人がいれば嫌な気持ちになるし,同担拒否の人もいる.

そういうわけでこのような選択を迫られるわけである.同じファンは最悪無視しててもいいが,VTuberファンムーブをしていると,VTuberにフォローされることがままあり,その度にフォローを返そうかと迷うわけである.推せていないのにフォローするのもと考えてしまう.

類似事例としてライトノベルの例

私は前からライトノベルファンをやっているが,ここでも同様の選択を迫られてきた.今どき作者さんもTwitterをやっていることが多く情報を発信している.このとき作者さんをフォローするかどうか.私は,基本的にフォローしない.

なぜなら作者と書いた本は別として楽しみたいからである.例えばTwitterなどで作者さんのツイートをたまに見ると,右より左寄りの過激な発言をしている人がみられて,作者と作品は別物として扱うべきだとわかっていても,作品を読むのをやめたくなることがある.またフォローしているのに最近この作家さんの作品を読んでないなあとか考えてしまいがちだ.

ラノベの場合,ファンサイドの方は色々な人がいてもそんなに嫌な気持ちになることなく過ごすことが出来ているので,ファンサイドの方をメインでフォローしてきた.

今の現状

VTuberに関して言うと,少数のVTuberと少数のファンをフォローするに留めている.YouTubeの登録をしているVTuberさんは3日に一人ずつくらい増えているが,一部の方を除いて基本的に特にコメントなど能動的な行動はしていない.私が考えすぎなのは分かっているが,こういう風に思ってしまう人はいるはず.

コンプティーク9月号増刊 Vティーク

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YouTubeのライブ配信をPCから見るとき映像が止まるときの対策

スマートフォン,タブレットから見てください

PCとスマホでサーバーが違うとかなんだろうか.ちなみに通信速度とかではない.どんなに画質を落としても止まりだからだ。

スマホで見る方法は、解決策になっていないのは百も承知であり、私のMac、Chromeあるいはfirefoxでは頻繁に止まることがよくある。

同じ時間帯でも動画によって止まるのと止まらないのがあったりして、サーバーの違いを反映してるのか、根拠はまるでないのでもちろん戯言に過ぎない。

VTuber界隈で流行っているツイートでの多重並列丸括弧について知っている人がいたら教えてほしい

VTuberの由持もにさんのツイートを見ていると,いままで見たことがなかったような括弧の使い方をしていて,最近気になっていた.それは以下のようなものだ.

こんなふうに普通の文章を書いたあとに,丸括弧をペアで複数個並列で使うのが特徴的だ.読み手は,それぞれの括弧内のことは同時に思っていたことを書いていると解釈してよいと考えられる.読むときはAであり,Bであり,Cでもあり,Dでもあるみたいな感じで読んでいる.書くときは,複数の普通の文章を括弧でくくるみたいなイメージだろうか.

この技法は,もにちゃんの周辺で一般的に見られている.使っている人は放送やツイートを見ているファンだったり,同じVTuberの仲間だったりする.

以前にライトノベルで多重カギ括弧について議論が起きたことがあった.これは複数人が同時に同じこと,あるいは同じようなことを発言したことを「「「えっ!」」」のように表現するものだ.今回の技法は,複数人ではなくて一人の存在が同時に思ったことをツイートに表現する手法であると思われる.

誰が使い始めたのかは全然わかんないので,だれか知っている人がいたら情報ください.記事にするので.

コンプティーク9月号増刊 Vティーク

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追記1 20180826

mizunotoriさんとymgnさんにコメントをもらってわかったことがある.

mizunotori (id:mizunotori)

大量のセルフツッコミをハッシュタグにして書くネタがありますが、それの亜種ではないでしょうか。「コーナーで差をつけろ」とか「オタク特有の早口」といった定番フレーズがあるので、それぞれにハッシュタグと丸括弧をつけてTwitter検索してみたらいろいろ出てくると思います。


ymgn

おそらくインスタのハッシュタグで文章を作っているのと同じかと思われます。 Vtuberでいうならでろーんのインスタのハッシュタグがこの場合の丸かっこと同じような感じに使っているので参考になると思います。

インスタのハッシュタグに由来する,それに関係するかどうかはわからないがTwitterで前から使われている定番フレーズを丸括弧でくくって並列に並べるという2つの意見を頂いた.

調べてみたらインターネットではかなり昔から定番の語句と気持ちについて丸括弧を用いて表現することがよく行われていた(今の所去年の1月までみた).それから派生して定番の語句がないバージョンが出てきたのかもしれない.

オタク特有の早口は,セルフツッコミとして成り立っていると思うが,その後にアディダスの財布とかコーナーで差をつけろを続けるのは文脈を考えると意味がないけれど,セット扱いだろうか.

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コメントで指摘された通りインスタグラムやTwitterの文章が多めで機能していないハッシュタグをたくさん付けていると似ている表現であると私も思う.

もにちゃんからこの記事に関してお気持ちを頂いたので加筆しておく.

はい.了解です.

追記2 20180827

kimu3.net

ななしさんにコメントで上記の記事を教えてもらった.2016年ぐらいから(オタク特有の早口)のあとに括弧を続けるのが流行り始めて,12月に出たツイートと関連する診断メーカーで他の定形フレーズとともに使うのが流行り始めたそうだ.一つのイベントである技法が流行るのは面白い.

そして現在では,オタク特有の早口などの定形フレーズがない純粋な文章技法として用いられるようになっており,それはより文章を正確に伝えるという思いやりを含んだ文章である.

abcdef.hatenablog.com

バーチャルな世界に現実世界が取り込まれるという見方とバーチャル世界での存在同士の交流について

バーチャルな世界と人間世界の接し方

少し前にフォロワーさんと話をしていました.その方は現実とVRをどう融合させるかということについて話されていました.私も,それについて多少知識を提供しました.

話してて思ったのは私は,現実世界にあまり執着がないということです.多くの人はバーチャルな世界がどう現実世界と接点を持っていくのかという現実側からの視点で見ていると思いますが,私は現実世界からではなくてバーチャルな世界からの視点で物事を見ることが普通です.

例えばある番組にVTuberが出るとします.そのとき,多くの場合では人間の横にモニターやスクリーンを置いといて同じカメラで捉えられるようにするか,合成で同一の画面に映るようにします.

こうすることで,VTuber世界から次元を下げて現実世界で観測されやすくするわけです.

この方法は悪いアイデアはではないものの,モニターの場合では出演している人間とは異なり平ですし,人間の出演者は横にいると相手の姿が殆ど見えません.合成の場合は,VTuberが実際にいるべき場所にいないわけですから,人間の出演者はVTuberと会話をする際などその振る舞いに不自然さが見られます.

私としては,これは無理やり現実世界の方にVTuberを融合させようとした転換期の出来事であり,最終的には人間のほうがバーチャル世界に行って収録すべきだと当たり前に思ってしまうわけです.3Dスキャンすれば,人間の体をバーチャルな体へと変えることは比較的容易です.あとは専用の機械をつけて,バーチャルなスタジオで収録する.現実世界で収録する場合と違って,カメラワークの自由度は高く,離れた場所にいる人に出演してもらうことも容易です.

バーチャルな世界に住むということ

こういうVの者に偏った視点は私の周りだとそれほど珍しくないのですが,よく考えてみるとこういう考えでいる人はごく少数派であると改めて冒頭のような会話をしていると思わされるわけです.

まだ先かもしれませんがバーチャルな世界が一般化すると今抱いているような驚きに満ちた興奮は弱くなるでしょう.例えば昔はどんなアニメも面白かったですが,経験を積むとそうではなくなります.ニコニコ動画にいるようなアンチな振る舞いしかしないなんのために見ているのか分からない人間にともすればなるかもしれません.

VTuberには同様に私が初めてライトノベルやアニメを見たときと同じような興奮を抱いているわけですが,だんだんと弱くなってしまう.悲しいことですが.

バーチャルな世界に住むことは最終的にはそれ自体がワクワクさせてくれるようなものではなくなってしまうことは明らかですが,そうなっても風呂上がりにコーヒー牛乳を飲むと美味しい,離れたところへすぐにアクセスできる,連絡が容易,化石燃料の消費を抑えられるなどの良いところがあるはずで,そういったメリットがある以上当たり前のものになっていくのは間違いないですし,私も含めて地に足がついた利用が加速していくのは間違いないでしょう.

バーチャル世界での存在同士の感情のある交流

バーチャル世界でも絶えず人 (存在) 同士で交流がなされています.我々はそれをVTuber同士のコラボやSNS上での会話などで見ています.

現実世界では顔が良いなどの身体の出来で,好き嫌いがかなり左右されています.しかし,バーチャル世界では最終的に交流においてそのパラメーターの比重が下がることが予見されます.そうなった場合,VTuber同士の付き合いを見ていると,話していて楽しい,嫌な気持ちにさせられないといった精神面と動画やライブでのトーク・編集・企画力,報連相ができているなどの実務面での能力が交流していいかどうかの判断基準となっているようです.

とここまでこの項目を書いてきて思いましたが,かわいいもだいじなんだよなぁ〜.ただ書いたようにそのうちかわいいは飽和するだろうし.色んな人と交流したい人は""存在"のちからを磨くといいのではないでしょうか.めんどくささでテンションが下がってたけれど私もほどほどに頑張ろう.多様な生き方ができるのがバーチャル世界ですから (多分) (信じたい) (きっと).

最後に

バーチャル世界に対しては人によっていろんな立場があると思います.私はここまで書いてきたとおりバーチャル世界側からの視点で見ているので,基本的に現実世界の人間の振る舞いには常に慎重さを持って見ています.とりわけ企業には.

REALITYの配信者側がもらえる報酬と今後について

グリー傘下のWFLE 世界初のVTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」雑感 - ミグストラノート

REALITYはしばらく報酬200%アップを行っている.もしも自分で投げ銭したら,つまりお金を出して自分でギフトを買い贈ったら儲かるのではとみられていたが,おめシスの取材により否定された.


【REALITY】配信者が課金して2倍にしてもいいのかをまじめに聞いてみた【Vtuber配信アプリ】

2倍しても100%にみたない,つまりもとは50%以下である.現在実際どのくらい還元されるのか.80%くらいだとYouTubeに対して優位がある. 

しかし,キャンペーンが終わればPCでスパチャしたほうが収益率が良いように思える.Google Adsenseの報酬が他社に比べて異常に良いように,事業のスケールを考えると最終的に収益率はYouTubeに負けるだろう.

今のようなテレビ番組のスタイルとコラボ重視の姿勢は受け入れられているので,面白いことをやってくれると信じて楽しんで視聴したい.

abcdef.hatenablog.com

9月28日追記あり 企業系VTuberの魂サイドの権利として器の譲渡が認められるべきではないだろうか


追記始め

四人の卒業が8月に発表された後も残りのメンバーは精力的に活動していた。しかし、ここに来て企業としてのアマリリス組は解散ということが発表された。

それを受けて今のメンバーは、これまでの感謝と今後について主にツイッターで意見を述べている。運営からの情報と各メンバーからの情報によると、個人でVTuber活動を続けていかれるようだ。

運営からの手切れ金みたいなものはメンバーの一人であるみるくぷりんちゃんの動画で説明されているので見てほしい。

解散時にこの記事で書いたことが起こったのは、複雑な気持ちだ。1度目のメンバー卒業時にはこうはならなかった。今回の2度目は、解散ということもあってこういう形になった側面もあるだろう。視聴者としては今後ともまさにバーチャルとなったアマリリス組を追っていきたい。

追記終わり


昨日の夜,VTuberグループ「アマリリス組」に激震が走った.

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アマリリス組に所属するVTuber「ルリカ・レインウォーター」,「高城魔紀奈」,「姚玲蘭」,「姫野裕子」の4名が8月をもって活動を終了することになったということが発表されたからだ.

25日にイベントが控える中でファンは寝耳に水のニュースであり,皆びっくりしている.他のメンバーは事前にこのことを聞いていた.そして各々の言葉で終了することになった各メンバーに対して感謝を述べていた.

そのうちの一人のミルクプリンさんは運営サイドの闇を指摘していた.彼女が,運営に指導されないことを願うばかりである.

今回の件について,運営の非を象徴するであろうことが,まず活動を終了すると発表されたメンバー三人をデザインしたぶぅじろうさんに8月末で終了すると連絡がいってなかったことである (9月末の予定だった?).先生はメンバー全員のLive2Dも担当していた重要な仕事を担っていた方にもかかわらずである.さらに,数ヶ月の作業待機をさせられていたことも述べている.現在一連のツイートなどの過去のツイートの多くが削除されている.

https://twitter.com/buhijirou/status/1030412703695699971

https://twitter.com/buhijirou/status/1030413039713976321

https://twitter.com/buhijirou/status/1030413888775278592

https://twitter.com/buhijirou/status/1030416759608684544

https://twitter.com/buhijirou/status/1030418531127517187

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運営サイドの問題はそれほどアマリリス組に詳しくない私でも伺い知ることが先日あった.

このことについてメンバーは誰も聞いてなかった模様である.

https://twitter.com/saki_Amls/status/1028904556535590912

上記のように私は感想を述べた.メンバー同士,あるいは名取ちゃんともにちゃんで冗談を言い合って場の沈静化を図っていたが,混乱あるいはもしかしたら怒りが伝わってきた.てんまちゃんが言っていた企業よりも個人のほうがよっぽどしっかりしている場合があるというのが身にしみて理解できた (もしかしてこの件か)(可能性はある)..


運営からの発表や他のメンバーの言及を見る限りでは,今回活動終了が発表されたメンバーも何らかの形でVTuberなどの活動をしていくようである.個人勢になるか,あるいは別の企業に所属するかは分からないが,また出会えることを願うばかりである.

込み入った話をすると,あるキャラクターが活動を終了するとしよう.そのときに魂サイドがそのキャラクターの身体を引き継ぐことができるように,契約に盛り込むべきではなかろうか.私は必ずしも運営はVTuberの活動に対して十分な見返りを払っていないと思うし,であるならば無償,あるいは金銭でそういったことに対する権利を盛り込むべきだと思う.今回の4人中3人のデザインしてくださった方は同じ方であり,コンテキストをみると身体の魂サイドへの継承を快諾してくれるだろう.

アイドルが年を取ったり,別のことにチャレンジしたりしたくなったとき卒業するように,方向性の違いで魂と身体が結びついた状態で卒業していければいいなあと思うわけだ.


私は,とりあえずひなりちゃんと裕子ちゃんのコラボを見返すことから始めたいなあ.もしかしたらやめるメンバーはチャンネルごと消されるのかもしれない.それは寂しい.

ファンとしては,メンバーがそう願うように彼女たちの活動を応援していく.

アクシア キャンバスアートシリーズ No.051 Vtuber 天神子兎音

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ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ (星海社新書)

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VTuber視聴者が数字に惑わされずにVTuberを見るためには

広告について

広告によってVTuberのYouTubeの動画再生数と登録者数を増加させることができるという当たり前の例 またtwitterのフォロワー数との関係 - ミグストラノート

上記の記事で子兎音様の広告戦略について書いた.記事の内容で触れたとおり,広告によって特定の動画の視聴者数を増加することができ,おそらくそれに対する副産物として登録者数を増加することができる.

そういうわけで金を数十万円,数百万円くらい投資すればYouTubeの登録者数を1万,2万くらいは簡単に増加させることができる.子兎音様の場合は宣伝した動画が,歌動画で魅力に溢れていたためなおさら効果があったのだろう.広告をやめれば登録者数の伸びは,10分の1程度になる.

新人VTuberの黒咲りんちゃんの広告戦略は子兎音様とは少し違う.広告対象は自己紹介動画であり,約46万再生されている.今の所登録者数は,1.6万である.再生回数からすると,登録者数の増加が鈍い.それは宣伝動画が自己紹介で比較的地味であり,彼女の魅力が伝わっていない.まだ他に面白いコンテンツがない.まだ駆け出しで知名度が低いとかが考えられる.これだけ見ると,成功しているとは言い難いが新人が,登録者数を急増させる手段としては有効であるといえよう.あともう一つ面白いのが宣伝の自己紹介動画が限定公開ということである.自己紹介動画が再生回数が異常に高いというのは違和感があるし,限定公開にしているのは広告出稿側としては当たり前の戦略だろう.

紹介した二人は,ターゲットを絞って考えて広告を出していたようだが,他の人がやったすごいゲームプレイに対してずさんなアテレコ動画をしたものなどインパクトが大きい動画をを安価な全世界に配信する設定で広告すればより効率よく登録者数を伸ばすことができる.しかし,前例通り炎上するだろう.

有名なイラストレーターをママに使っているところや,運営会社が大きい場合そういうわけで積極的に広告を打ってくるので,数字はあまり当てにならない.数字だけ見るとき委員長やシロちゃんが一日1000人以下の増加であるのに,伸びしろが大きいとはいえ2000人も伸ばしているVTuebrは,それが純粋に人気で伸びているのか,それとも広告のためなのか考える必要がある.

広告で得た数字にはどのような意味があるのだろうか

VTuberの運営会社的には,数字が重要に違いない.数字の伸び,大きさで取ってこれる案件が変わってくるからだ.人気とか謳い文句につけられる.本気で広告のためのタレントとして使いたいのならば,実力で上げるのを待つとかそういうまどろっこしいことはしないだろうね.それに,実力で上がってくるのは第一に個人の才覚に依存するので,技術力やスタッフの能力が高かろうが確実ではない.

だが,商業主義に走ると当人のVTuberはどう思うだろうか.実力で伸びてきたVTuberには若干の気まずさがあるかもしれない.また,視聴者がどう思うのか,得ていくはずだった自信が獲得されないなどが考えられる.それは,プロジェクト全体の破綻につながるかもしれない.最終的な決定権は結局企業でも構造上VTuberに委ねられてしまうので,当人がもうやらないとなればそこで終わる.

視聴者としてはどう感じ,対応すべきか

視聴者としてはVTuberは企業案件であることを明示する必要があるかで述べたように,企業案件では事情は察するものの,フェアでバランスを取った対応をしていく必要がある.私としては,正直裏方の人間がVTuberの運営をこうやっているんですとか,自分たちのVTuberに対してリスペクトを欠いた発言をするのは,見えないところでやっておいてくれという感じである.運営側がVTuberと同様に高度にタレント化しているなどの場合でない限り,私はあまりそういったやりくちは好きではない.企業案件がたくさん来ていて,まだどんどん企業案件ほしいみたいなことを運営が言っているのはメタすぎではなかろうか.

結論として登録者数が突如急増しているとか再生回数が高いからこのVTuberは面白いに違いないと思うのは,宣伝の結果かもしれず裏切られることがあるので推奨できない.自発的にはコラボやまとめ動画などでここ好きというポイントが見つかったVTuberさんを見ていくのが私としてはおすすめできる.あとは,箱推し,姉妹関係,友達どうしなどのVTuber関係に着目するのも良い.名取ととばりちゃんとの関係 (ママと娘) とかその良い例だ.最近は金剛いろはちゃん,夜野とばりちゃん・てんまちゃん (空想コード+に興味があります.

コンプティーク9月号増刊 Vティーク

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グリー傘下のWFLE 世界初のVTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」雑感

VTuber向けに手厚い報酬を払うことで,プラットホームから作りに来たグリー.

まずVTuber用のREALITYで謳われている制作してくれるモデルがどのレベルのものか.そして希望者全員に提供されるのか.一部のVTuberしかYouTubeで稼げていないのをどうにかすると主張しておいて 同様に一部のVTuberにしかサービスを提供しなかったら同じことである.

「注をみるに1日20人ずつ収益化できていない」はライブ配信でのことだ.ライブ配信での収入はスパチャがメインだろう.でもスパチャは一応コミュニケーション手段の一つのはずで,どちらかというとメインは広告の方になる.ここらへんは少ない人数を強調するのではなくて,月に何円稼げるのが何人くらいいますというのが論理的な議論の仕方だろう.

また確かにYouTubeでは稼げていない? かもしれないが,実際多くのVTuberはFanboxやカンパをもらっているので,そんなに少ないVTuberだけがマネタイズできていないわけではない.もちろんマネタイズの意味が最低賃金を稼ぎ出すとかだったら話は違うが.

YouTubeの収益化と比べてどれくらいお金が入ってくるのか.もし,ももともと少なければ二倍したところで対して変わらない.またYouTubeメインで活動していれば累計再生回数が確実に上がり収益化できるのに,その機会を奪うことになる.

そもそも2500人が活動停止しているとはいえ,私が思うにほとんどの人はお金の問題で活動停止しているわけではない.SNSとしてのコミュケーションが上手く行かなかったことがおそらく原因で,それがこのサービスで解消できるかというと疑問符がつく.それを実現するにはTwitterレベルで価値あるサービスとなる必要がある.VRChatみたいなら可能性が大いにある.

参考 SNSとしてのVTuber稼業|むの|note

というわけで宣伝資料に出てきたVTuber以外で賢い方は,慎重な見方をしているかもしれない.

視聴者としては

アプリの使いやすさ,運営への信頼度,推している方の様子を見て,とりあえず乗ってみることになるのかな.

スマホアプリだと画面が小さいから,最近リッチになりつつあった配信がまたリセットされることになる可能性がある.それこそ雑談配信とか.