「神様のメモ帳」アリスの使っているパソコンを分析してみる

７月から放送の「神様のメモ帳」。人気絵師、岸田メルをイラストレーターに迎え、杉井光が原作のライトノベルだ。そのヒロインであるアリスはインターネットを通して情報を収集し、事件を解決する探偵であるわけだが、原作ではどんなPCを使っているか詳しく書かれていなかった。実際、クラッキングを駆使して情報を盗む過程が省かれていて、情報の獲得が出来るか出来ないか、どれくらいの時間がかかるかぐらいのことしか触れられていないので、そこまで言及する必要はなかったのだろう。

このたび、見事アニメ化されることになり、アリスの愛機のビジュアルも公開されたので、その画像と共にどんなPCを使っているのか考えてみたい。

２枚目を見る限り、おそらくタワー型PCとまず推測され、３枚目でアリスの前にあるモニターの形状（縁がアルミで出来ている）及び画面に映っているメニューバーが上にあり、その形はMacOSの物に酷似している。またDockを下に見ることが出来る。おそらくMacであろう。とすると、１枚目のキーボードはApple純正のキーボードのように見える。Apple　keyboardかな。キー配列はUSだろうけど。Jis配列をクラッカーが使うはずがない。

参考リンク
Apple Keyboard (テンキー付き - JIS) - Apple Store (Japan)

複数のディスプレイを使っているが、他のディスプレイはシネマディスプレイではない。他のメーカー製だろう。

ディスプレイ数がたくさんあるけど、いくつまで拡張で来るか分からなかったのでスルーで。

以上を踏まえると、タワー型のMacだからMac Proだろうな。

ラノべんの記事でofficeがDockに入っていると書かれていたが、真ん中の青いアイコンかな。識別が難しい。ダッシュボードとFinderは分かるのだが。プログラム書きならエディタを使うだろうから、officeは何に使うのか疑問である。考えると四台目に上げたパソコンにもofficeは入っていたはずだから、よく使うのかもしれない。アイデアをまとめたりするために使ったり、クライアントに報告書でも作ってるのかな。

最後に、メニューバーについて。アイコンが右から数えて６つ並んでいる。これはかなり少ない。普通に使っているともっと多くなるはずだ。僕の場合、１７個並んでいる。

本来一番左に並んであるはずのスポットライト（検索）と時間表示がない。これって消せたかな？　それらがない代わりに一番左に来ているのはIMEだが、これは消すことが出来る。色が付いていないからATOKではない。ことえりか。或いはお手製かもしれない。

二つめのやつ。これはなんだろう。ボリュームキーのように見えるが、もしや検索キー（スポットライト）かもしれない。形は逆だけど。配置で言えば、普通はボリュームだろう。もしかしたらバッテリーアイコンという説もある。

３つめのやつ。Bluetoothかな、不明。

４つめ、鍵状のアイコン。キーチェーンアクセスと思われる。パスワードの管理が出来る。システム環境設定からではなくアプリ起動後の環境設定からメニューバーに表示の設定をする。

５つめ、下に向かって電球のような物が。不明。

６つめ、これはSpacesだ。間違いない。複数ディスプレイ表示中にSpacesを使うと常人では使い切れないのだが、さすがアリス。Spacesは仮想ディスプレイという機能。複数の画面を１枚のウィンドウに当てることで作業効率を上げる。

詳しくは前に書いた記事をどうぞ。

Macで仮想デスクトップSpacesを使って、効率的な作業をしよう！ - Sa雪→書を読むこと

追記
メニューバーのアイコンは全て消せるみたい。Command押しながらドラッグエンドドロップでバーから離すと、爆発して消えてしまう。ということはいらないから無くしたのかな。

アリスがMac使いだということが判明しました。意外や意外、てっきり自作PCかと思ったのに。もしかしたら、ハッキングしてMacOSを自作PCに載せているのかもしれない。分からないことが多いので、だれか詳しい人さらなる解説を期待しています。

ただ、隣のディスプレイにDockが表示されているのが気になります。デュアルディスプレイ化では片方のディスプレイにはDockとメニューバーが表示されません。別のMacを並列で並べているだけかも。以上、新刀無乃でした。

『追加情報』

公式アカウントでMacではないかと推測していたことの詳細に触れてくれた。それによると、Macであることは間違いないが、中のOSは改造してあって、Mac OS X v10.7 Pandaというらしい。モニターがたくさんあった理由は、依頼人を威圧するため、少佐やヒロさんなどと情報を交換するとき円滑にすすめるため、そしてたくさんのくまさんのスクリーンセーバーに囲まれていると幸せだからだそうである。

なかなかにウィットにとんでいて面白い公式アカウントだと思う。