不用意な発言や行動を繰り返す国会議員たちはサッカー選手がゴール前のチャンスでゴールを外すことに似ている

大臣やら国会議員たちが野党・与党問わずに問題発言をすることが良くメディアで取り上げられます。そういった報道を受けてだからあの党はダメなんだよとか早くやめちまえなどという人がネット上では多々見られます。

しかし、よく考えてみればそういった不用意な発言をしてしまうのには理由があるはずです。なぜなら当事者たちはそれによって批判されるだろうということを理解していないわけではないのですから。常識的に考えれば批判を招くような行動などはできるだけ避けるでしょう。

僕はその理由は、サッカー選手がゴール前でのチャンスでゴールを外してしまうのとよく似ていると思います。サッカー選手は素人目に見てまず外さないだろうというシュートをよく外します。しかしながら、チャンスであってもボールを足元で止めて無人のゴール目掛けて勢い良く蹴り出すというものでは多くの場合ないわけです。目の前にはキーパーがいるかも知れません。またワンテンポ遅れれば守備側の選手にクリアされる確率も高まります。

つまり一見楽そうに見えるプレーでも心理的には凄まじいプレッシャーがかかっているわけです。ワールドカップなどの大事な試合になればその度合いは更に高まります。

そして、国会議員さんや大臣さんたちにも同じようなプレッシャーがかかっているのだと思います。国民から見たら分からない。しかし、彼らは選挙で選ばれたという使命を背負っているわけですから大なり小なり緊張しているはずです。なおかつ与党であればマスコミから目の敵にされて叩かれ、ひどいときはおもちゃにされます。


ある意味で被害者といえるかもしれません。それに打ち勝つほどのメンタルが必要なのでしょうが、そんな図太い人間はめったにいませんよ。耄碌的な発言や行動をさせないためにはむしろ心理的アドバイザーを国会内において定期的にカウンセリングを受けさせたほうがいいでしょう。当然ながら国家公務員扱いで秘密厳守。
二度と国会内で漢字テストが行われないことを願っています。