大臣の自殺から思うこと

 国民新党副代表の松下忠洋(まつした・ただひろ)金融相(73)が10日午後4時45分ごろ、東京都江東区東雲の自宅マンションで首をつった状態で見つかった。病院に運ばれたが、午後7時33分、死亡が確認された。国民新党幹部によると、室内から首相、妻、閣僚あての計3通の遺書が見つかり、「密葬を希望する」などと書かれていたという。
 松下金融相が自殺 首相・妻らあてに3通の遺書 日経新聞
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1004V_Q2A910C1MM8000/


 大臣の自殺から思うことは,本当に日本人は自分の中に抱え込んでしまうということです.

 うまくいかなくてもそれが自分だけの責任でもないのに,悪いのは自分が不甲斐ないからだと思い込んでしまう.大臣たちにカウンセラーでもつければ.時には全てを投げ出して,逃げるのも悪くない.

 実際は逃げられずに勝手に抱え込んで死んでいく人が多いわけです.自殺する人は,男性が多いらしいですよ.支えられない自分はダメダメだとかね.相互的に支えあうのが理想なわけなので,おかしなことなんですけどね.家族に養ってもらって何が悪いのだと開き直れないのが日本人.

 バツが悪いので死ぬしかないと視野が狭くなる.命より大切なモノなんてないのに.

 具合悪くなったからと病院に逃げこむのも建前を気にする日本人としてはいいアイデアなのかもしれませんね.自殺する人が減るように願います.