経緯
15日現在,アイドル部でYoutube登録者数が5万人に達した3人とあともう少しで5万人に達しそうな1人が3D化された.
契約上残しているであろう1つの動画を除いて3D化以前の動画は.live公式サイトの方にすべて移された.
これをどう捉えるのか.2Dの動画をなくしたことは,3Dの新たな門出をものすごく強く印象づけるのに一役買ったかもしれない.また私は,今後は3D一本で行くので2Dはもう使わないという主張かと考えた.
しかし自宅で3Dの機材を動かすことが可能だろうか.もちろん個人勢では3Dモデルを動かしている人がかなりいるのを知っている.しかしアイドル部のメンバー全員がこれまでと同じように3Dで自宅から配信できるだろうか.会社でやる場合もしも関東に住んでいない場合どうするのだろうと思ったわけである.
ここで,改めてアイドル部のオーディションの要項を見てみると3D化についても記載がある.
それによると3D化したあとも生放送主体であれば自宅で行えるように機材を貸し出すと書いてある.これはつまり,各々ライバーがバーチャル自宅から3Dで配信をするんじゃないか.
もしかしたら自宅では3DモデルをiPhone Xで動かす方法をとるのかもしれないが.
追記 11/23 その回答と2Dだったが3Dを導入したVTuberについて
私の予想通り,アイドル部は2D配信を行わなくなった.切り替え時に配信頻度が一時的に下がったものの,その後は元の配信頻度へと戻った.
おそらく自宅から配信しているのだと思われる.雑談やゲーム配信を想定してか,手や足は動かせないようだ.
他のメンバーも全員3D化するようである.
【企業】にじさんじ にじさんじのメンバーも公式で3D化されたメンバーが増えてきた.いわゆるAbema7である.彼女たちは,2Dと3Dを併用するようである.3DはほとんどがイベントやRealityで使用されている.ただし今後自宅で3Dを運用するために特殊なセッティング環境が構築したようである (にじ3D).樋口楓さんの配信ではこのときはスタジオであったものの先日お披露目された.
フルトラッキングではないものの,2Dの良さを引き出しアイドル部よりも動きの自由度は高い.手の指も動かせている.
他のメンバーでも順次同様の配信が行えるようになるそうだ.
【企業】ホロライブ ホロライブの2Dメンバーだった白上フブキちゃん.3Dも使えるようになったが使用頻度は少ない.イベントに主演するときやスタジオに行くときに使うスタイルである.
【個人】ぽんぽこ さえきやひろちゃんによって作られた3Dのぽんぽことピーナッツくんの身体.第二回24生放送のときに作られたオリジナル曲の完成版のPVとしてお披露目された.
2Dと3Dを併用するスタイルである.3Dはコラボのときや動きが必要な配信をするときに使われている.3Dゴーグルを付けているために一人で配信していない.そのため自宅では同時に二人を動かすことはできない.2Dを使うほうが多い.
その他 個人VTuberの天開司さんも3D化した.
まとめ
3Dに完全に切り替えたのはアイドル部だけだ.他は併用している.ライバーの負担を考慮して,3D配信のときもフルトラッキングではないスタイルを取っているところも見られる.
もちひよちゃんが言っていたとおり,2Dはとてもかわいいし視聴者も慣れている.またゲームや雑談配信などでは動きが必要になることはない.なので2Dを併用することは当然結論のように考える.3Dの利点は,動きの自由度以外に,3DのVTuberさんとコラボしやすくなるということもある.特にイベントではその利点がいかされるようである.
一方でにじ3Dの出来がいいのであれを見ると,2Dを捨てる選択も理解できる.美麗モデルを用意すれば2Dに匹敵する可愛さが得られ,にじ3Dやアイドル部などの楽なスタイルで配信することも可能であるからだ.
併用することの悪い点は,2つの環境を同時に運用する必要がありコストが二倍になる.例えば2Dで服を変更し,そして3Dでも別に服を変更するといったように,両者は完全に別物である.モデラーさんやママに発注するお金,やりとりする人が増えることでの関係者の労力,システムの維持費などが1つの環境に比べて明らかに増加する.
特ににじさんじは現在でも併用しているメンバーが7人いて,今後も増えるとすると問題となりそうだ.ただ企業,ライバー,ママそして視聴者も2Dにも愛着があるので簡単に切ることはできない.コストが増えてもそれに見合うお金を得られるかが企業から見て現環境の維持の鍵となりそうである.
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