VTuberはまだまだアニメやゲームのファンの規模と比べると小規模である.日常的にVTuberの動画を見ている人間は,日本では30万人程度であると私は考えている.
一方で中国ではフブキちゃんの旧正月動画が100万人を超えているが,bilibiliのシステムのことをよく知らないので100万人ファンがいるのかどうかは分からない.同時接続数でいくと数万人いくという情報もある.
同時接続数でいくと日本では美兎委員長でも2万人程度,にじさんじのユニットで同程度,郡道先生のFGOガチャで3万人程度であちらの方が高い可能性がある.日本のYouTuberでも,フィッシャーズで3万人,ヒカキンさんでも5万7000人程度である.動画が100万再生されるようなYouTuberでも生配信を見てくれる人はそれほど多くない.100万再生されるといっても1時間に10万人ずつ伸びてみたいに徐々に再生数が上がる物であり,動画と配信は別物であるから当たり前だ.
— むの (夢ノ千尋) (@muno_chihiro) 2018年12月24日
BilibiliのVTuberはそれほど多くないので今のファンの規模で初期の少ないVTuberの人数であるということも影響しているのかもしれない.最近はYouTubeにもアジア圏の視聴者が増えてきた.アジア以外でも日本語学習者がヨーロッパ (ノルウェー) やアメリカから見ている.VTuberさんは声が声優さんほどではないが特徴的で聞きやすい,身体がかわいい,動画であれば字幕があるので学習者に優しいのかもしれない.
話は本題に入るが,YouTubeを使い始めるのには壁があるように考えている.最初はどんな動画を見ればいいのか分からないので無から始まる.TwitterとかのSNSの始め方が難しいのと同じだ.アニメファンがYouTubeをもっと使うようになることがVTuber普及に役立つと考えている.若い子たちはYouTubeなどを通してYouTubeに親しんでいるが,20代後半以上はニコニコ動画文化しか知らないのでYouTubeをメインに見ていない.なのでYouTubeで動画や配信をヘビーに見るという習慣自体が薄れている.
VTuber沼に沈めるためにはYouTubeをもっと使ってもらうことが必要である.まず一緒に見るVTuberファンの友人がいてほしい.リアル,ネットは問わない.次に,気に入ったVTuberさんがいたときに気軽に登録すること.これらは動機付けで有効である.そしてTwitterなどのSNSでVTuberさんをフォローする.こういったことでとにかくはまりやすい沼を作り出すことが必要となってくる.
一番はYouTubeで放送中のアニメの最新話が公開される作品がもっと増えることなのだが,これは望み薄かもしれない.YouTubeの日常的な利用の延長線上にVTuberファン獲得の道筋があるように思える.
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