VTuberの配信は,はじめから複窓せずに通常速度で元の配信アーカイブや動画で見るのが一番良いと私はそう感じる.ただ,時間的制約がある人間たちではそれはとても難しい.永遠があったとしても,すべての配信を見るころには推しのVTuberはもういない.
そういう事情があるので,人は再生速度をあげたり,面白そうなところだけ見たりする.また,誰かが切り抜いた短い動画を見てかいつまんで見ることをする.
動画というスタイルは,好きなんだけれど検索性能が低い問題がある.Googleとかは,動画も検索できるように音声の文字起こしして,データベースに書き込むぐらいのことはやっていそうだが,音声認識や形態素解析はまだ人類の知能レベルには達していない.
またエピソード振り返るときも,動画を見るよりも文字ベースのほうが閲覧にかかる時間が短いという利点もある.
そういうわけで,VTuberの配信を文字起こしというかまとめることの重要性は高い.翻訳班がアノテーションを作ってくれているが,長いアーカイブ動画ではよほど人気があるVtuberさんでないとつかないし,そもそもあるエピソードと別のエピソードを結びつけることなどは,その場合行われない.非公式wikiに載るのも配信の一部だけだ.切り抜きを編集したバージョンの動画ではこれらの関連付けが一般的に行われているが,これも印象的なあるいは重要なエピソードのみにとどまる.
そういうわけで,ある配信のほとんどすべてのエピソードをまとめ,関連付けすることが将来に渡って文化を残していく上で重要なのだ.本当はVTuber自身にもこれをやってほしい気持ちはあるが,あまりにも一日は短い.
これってラジオの感想日記,例えば絶望放送みたいなのでよく行われていたことの焼き直しだ.にょんたかねっとみたいなWiki形式でも行われていた.
委員長の配信だけでもやれればいいのだが.
ファン一同で委員長の配信をまとめた冊子があったような.あれってどのくらい詳しく載っていたのだろう.