行政の証明書,例えば住民票・戸籍謄本などを発行しようとなったとき,すぐに発行しようとする場合社会人は休みをとって役所に行くか,代理人に頼むかぐらいしかなかった。
直接行くことが困難な居住地以外の証明書である戸籍謄本を発行しようとすると郵送という手段ぐらいしかなく,一週間ほど時間がかかるので急には使えなかった。
さてなんにも使えないことで有名なマイナンバーカードの数少ない使いみちが,コンビニのプリント端末を用いて証明書を発行するというものである。
コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付【コンビニ交付】 | 証明書の取得方法
これを使うと,対応している市区町村であれば居住地以外でも発行できる。名古屋市のような奇妙な都市を除いて大きな都市は対応している。ただし,居住地以外の証明書を発行する場合は戸籍証明書交付の利用登録申請をする必要がある。利用者登録申請は,インターネットサイト(カードリーダーが必要)かコンビニの端末からできる。
問題はこの指定のインターネットサイトが5月の初めからもう1月近くリニューアルに伴って完全停止していることである。ふつう新しいサイトを用意して,完全にテストをしてからスムーズに移行するものではなかろうか。おまけに,5月中旬には完了すると言っていたのに,いつのまにか5月下旬になっていて今日みたらやっと再開していた。
コンビニの端末から登録すると申請番号が発行されるが,手続きの進行状況を確認することはこのサイトでしかできなかったので確認不能だった。
5月の頭に,コンビニで登録申請を出したものの,一週間以上たっても利用できるようにならない。上述の理由で,確認もできない。
なぜかと思っていた。あるタイミングで以前発行した住民票を見ていて気づいたが,申請時に入力した戸籍の筆頭者が違ったのだ。筆頭者が亡くなっても変更されないということに初めて気づく。
つまり筆頭者が違っていても,申請はできるし間違っていてもあとから連絡もないのだ。そして申請は通らない。さらに上述の理由でうまくいっているかどうか確認不能。
もう一度筆頭者を訂正してコンビニから申請を出すと,2日後には使用できるようになりました。以上。
ちなみに今筆頭者を間違っていて登録できない場合,リニューアルしたサイトに申請番号を入力して確認するとこのように表示されます。
ステータス:審査いたしましたが、利用登録できませんでした
うまくいくとこのように表示される。
ステータス:利用登録完了